教会は立ち入り自由!入れる時間帯・服装マナー・禁止事項をお教えします

キリスト教徒ではなくても、観光地におもむくと教会自体が観光スポットになっていることがあるので足を踏み入れる機会があるでしょう。信者であれば当然の常識でも、信仰をもっていない部外者にとってはまったく意想外のルールや禁止事項などが存在します。

教会はそもそも信仰の実践の場なので、神聖な場所です。あなたの立ち居振る舞いが、信徒の方にとっては心証を害するかもしれません。そこでここでは教会に入るにあたってのルールを御紹介します。

教会は誰でも勝手に入ることができるのか

伝統的な日本寺院であれば、何となく立ち入ることができるエリアとそうでないエリアなどは、常識レベルである程度は認識しています。ただキリスト教徒の比率が低い日本社会で生活していると、教会に足を踏み入れるときの基本的ルールは良く分かっていないのが現実です。

例えば教会って勝手に入っていいの、という疑問にどのような答えを想定することができるでしょうか。以外なことですが教会はいつ入っても問題ありません。なぜなら教会は祈りの場として、いつでも誰でも受け入れることが許容されているからです。神様に救いを求める人には常に手をさしのべている、このような考え方を想像してみれば理解できるでしょう。

とはいっても施設の管理運営上しまっていることもあるので、24時間いつでもどの時間帯でも入ることができるとは保証できません。しかし基本的に教会に足を踏み入れることの時間帯に制限はないということを抑えておきましょう。

教会見学時のマナーや服装

そもそも教会は信者の皆さんにとっての信仰を実践する場です。神様に祈りをささげたり、心を落ち着かせるために時間をすごす神聖な場所。観光を目的に入室するときは、教会のマナーや決まりごとを踏まえ、信者の方ともお互いに気持ちよく過ごせることを意識するべきです。

まず服装ですが、神聖な場所にふさわしい衣装であることを心掛けて下さい。とはいっても厳格なドレスコードや形式化されたスタイルが存在するわけではありませんが、肌の露出をおさえたり派手なデザインの服装は控えるのが賢明です。土足厳禁の表記があるときには、下駄箱に収めて脱帽して静かに入場します。

入室したらまずは静かにいすに座ってみてください。教会にはその地の信者の皆さんの祈りが染み付いています。心静かにそれらの声に耳を済ませてみることをおすすめします。聖堂内の厳粛な空気や雰囲気を体感してみることです。飲食や飲酒・喫煙などは厳禁、大きな声での会話も控えて下さい。

内陣は聖堂内でもっとも神聖な場所

椅子にすわると、周囲の椅子や机の上に聖書や祈祷書などが置かれていることもあります。しかしこれらの書物に手を触れることは御法度です。なぜならそれらの書籍は信者の方の私物だからです。いつでも教会で祈りをささげることができるように、置かれているので絶対に触れることは控えてください。

教会の聖堂内を視線をめぐらすと、中央に祭壇が置かれていることが分かると思います。そこには祭壇のなかでも一段高くなっている場所が視線に入ってくるはずです。それが「内陣」と呼ばれる場所です。聖堂の一番奥に位置する一段高い場所にある「内陣」は、毎朝主の「最後の晩餐」のミサが開催されています。このとき聖職者以外の立ち入りはできないので、その時間帯だけは例外的に立ち入らないように注意しましょう。観光目的で入室することはできるとはいっても、あくまで信仰を実践する場であることを、意識して立ち居振る舞いをすることが大事です。

聖堂内部では撮影禁止

聖堂内部では撮影禁止

教会の聖堂のなかには、聖書の一説を踏まえた宗教画やステンドグラス、壮麗なデザインのパイプオルガンなど芸術的価値が高いものが目に付くことがあります。とりわけ観光スパッととしても知名度の高い教会ではその傾向はさらに強くなるでしょう。せっかくの景色や意匠を撮影するべく、スマートフォンやデジタルカメラなどを旅先に帯同するのはよくある話です。したがって教会内部に入ったときに撮影デバイスを手にしていることがあるかもしれません。

しかし教会内部は撮影禁止となっています。どれほど美しく感動を呼ぶものが目についたときでも、スマートフォンやデジタルカメラで撮影することはしないで、記憶に焼き付けることで感動を心のフィルムに刻み付けてください。なお教会内部にはトイレが併設されていることもありますが、信者の方のための施設です。観光目的などで訪問したときは、内部のトイレの利用は控えるのもエチケットのひとつです。

まとめ

観光地などでは観光スポットのひとつに、教会が含まれていることがあります。日本の寺院とは違ったルールがあるので非礼にならないようにルールを守ることが大事です。まず教会って勝手に入っていいのという疑問が浮かびますが、ミサの時間帯など以外は基本的に自由に入ることができます。厳格なドレスコードはありませんが、露出が少なくあまり派手ではない服装を心掛けましょう。禁止事項としては、教会内部の祭壇にある「内陣」には立ち入らないこと、撮影禁止などがあります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です